ハヤブサ目
FALCONIFORMES
ハヤブサ科
Falconidae
ハヤブサ属
Falco (Linnaeus, 1758)

アカアシチョウゲンボウ(赤脚長元坊)
Falco amurensis Radde, 1863  Amur Falcon
L29cm W70~72cm
まれな旅鳥
干拓地・農耕地
【1】雄。2012.10.25長崎県諫早市、諫早干拓にて高山寔氏撮影。
南アまで渡る、嘴や脚が赤橙色のチョウゲンボウ類。
■形態
雄は頭部からの上面が灰黒色で、頬、喉から下面は暗青灰色。下腹から下尾筒、臑毛は赤褐色。蝋膜、アイリング、脚は赤橙色。爪は白っぽい。飛翔時には白色無斑の下雨覆が目立つ。
雌は頭部からの上面が青灰色で、背、肩羽、雨覆には上明瞭な波状の黒い横斑がある。頬は白く、細い頬髭状の黒斑がある。喉からの下面は白く、胸に黒い縦斑、脇から腹に黒褐色の横斑がある。
幼鳥は雌に似るが、頭部からの上面が淡い黒褐色で、淡褐色羽縁がある。下面の斑も褐色。下腹から下尾筒、臑毛は淡い橙色。
■亜種
亜種はない。
■分布
ウスリー、中国東北部、朝鮮半島北部で繁殖し、インドを経て、南アフリカで越冬する。
日本ではまれな旅鳥として北海道から石垣島まで記録がある。
■福岡での事例
福岡でもまれな旅鳥。
【今津】2010年10~11月、2011年10月に周辺農耕地で見られた。

【2】雄。2012.10.25長崎県諫早市、諫早干拓にて高山寔氏撮影。

【3】雄。2012.10.25長崎県諫早市、諫早干拓にて高山寔氏撮影。

【4】雌。2009.10.12長崎県諫早市、諫早干拓にて高山寔氏撮影。

【5】雌。2009.10.12長崎県諫早市、諫早干拓にて高山寔氏撮影。

【6】幼鳥。2002.11.01熊本県玉吊市、横島干拓にて撮影。

【7】幼鳥。翼端と翼後縁は黒い。2010.11.04福岡県福岡市、今津太郎丸にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2024/04/26作成