コウノトリ目
CICONIIFORMES
コウノトリ科
Ciconiidae
トキコウ属
Mycteria (Linnaeus, 1758)
インドトキコウ(印度鴇鸛)
Mycteria leucocephala
(Pennant, 1769) Painted Stork
L93cm
湿地、沼地、田圃、河川
【1】飼育個体。2020.01.19宮崎県宮崎市、フェニックス動物園にて撮影。
■形態
体色は白色だが下胸に帯状に黒色の部分があり、風切羽、尾羽とも黒い。肩羽、大雨覆、三列風切は、紅色をおびている。頸はやや褐色みをおびている。眼の周囲から嘴の基部までは皮膚が裸出しており、繁殖期には赤いが非繁殖期には橙黄色になる。嘴は橙黄色、脚は灰褐色である。脚は、繁殖期には紅色になる。
幼鳥は全身灰褐色である。
■採餌
主に魚類を捕食するが、カエル、爬虫類、甲殻類、昆虫類なども食べる。
■繁殖
水辺に近い森林で、コロニーを形成して繁殖する。しばしば他のコウノトリ類やサギ類と共同でコロニーを作る。雌雄で造巣し、1腹3-5個の卵を産み、抱卵期間は28-32日である。抱卵、育雛は雌雄共同で行う。雛は、約55日で飛べるようになる。
■備考
飼育下では別属のコハゲコウと雑種を作った記録がある
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2020/01/19作成