- 赤い嘴と、胴体より長い白い尾羽が特徴のネッタイチョウ類
- ■形態
- 雌雄同色。
全身は白く、背から上尾筒、肩羽、小雨覆、中雨覆には黒い横斑がある。初列雨覆は黒く、初列風切は外側は黒く、内側は基部のみ黒い。長い2枚の中央尾羽は46〜56cmある。
嘴は長く尖り赤い。虹彩は黒く、目の前から目を通って後頭へ伸びる黒い斑がある。
脚は黄色い。
幼鳥は嘴が黄色く、後頭が黒みを帯び、中央尾羽も長くない。
雌は雄より中央尾羽は長くない。
- ■亜種
- 3亜種ある。
熱帯の北大西洋東部、太平洋東部、カリブ海諸島:大西洋では、カーボベルデ島(マカロネシア南部、アフリカ北西部の西方)とマドレーヌ島(セネガル沖、アフリカ西部)。太平洋では、ロカス・アリホス(バハ・カリフォルニア南西部の西)、カリフォルニア湾の島々、ナヤリット島とコリマ島沖の島々、レビジャヒヘド島とトレス・マリアス島(メキシコ北西、西中央部)、マルペロ島(コロンビアの西方)、ラプラタ島(エクアドル中央部の西)、ガラパゴス諸島とチャニャラル島(チリ北部の沖)。カリブ海では、パナマ北部沖の島嶼、プエルトリコ、バージン諸島、小アンティル諸島、トバゴ、ベネズエラ北部の島々で繁殖する亜種P.a.mesonauta、
熱帯南大西洋諸島: フェルナンド・デ・ノローニャ島(ブラジル北東部の北東)、アブロホス島 (ブラジル南東部沖、南大西洋沿岸西中央部)、アセンション島およびセントヘレナ島 (熱帯大西洋南東部)で繁殖する亜種P.a.aethereus、
熱帯インド洋沿岸海岸: 紅海沿岸、アデン湾、ソコトラ島、ソマリア北東沖、アラビア半島東部海岸沖、およびペルシャ湾、コンダオ島 (ベトナム南東)。で繁殖する亜種P.a.indicus。
- ■分布
- アフリカ北西部沖、熱帯および亜熱帯の島々、南大西洋北部、ペルシア湾地域、ベトナム南東部、メキシコ北西部からエクアドル、カリブ海沿岸ので繁殖する。
非繁殖機は熱帯および亜熱帯の海に生息:メキシコ湾流の北からノースカロライナ(北大西洋西部)、大西洋のはるか沖、インド洋北西部からインド洋西岸、カリフォルニア中部からチリ中部(太平洋東部)まで生息する。
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