オウム目
PSITTACIFORMES
オウム科
Cacatuidae
モモイロインコ属
Eolophus (Bonaparte, 1854)

モモイロインコ(桃色鸚哥)
Eolophus roseicapilla (Vieillot, 1817)  Galah
L35~38㎝
【1】飼育個体。2019.10.04福岡県福岡市、福岡市動物園にて撮影。
桃色と灰色のコントラストの綺麗なオウム類
■形態
雌雄ほぼ同色。
雄は額から冠羽、後頭までは薄桃色で、顔から頸は桃から紅色。背から尾羽の上面は灰色で、初列雨覆や風切は灰黒色。嘴は白く、アイリングは亜種E.r.roseicapillaは灰色で、他は薄桃色。虹彩は黒味がかった茶色。胸から腹も桃から紅色で、下尾筒は灰色。翼下面も灰色で、脇羽から翼前面は桃から紅色。跗蹠は桃色で、脚は鉛色。
雌は虹彩が赤味がかった茶色。 雄は頭部から腹部にかけてはピンク色で、背面、翼の上面は灰色、尾羽は翼より淡い灰色である。また、頭部には冠羽があり、これは淡いピンク色をしている。雌雄ほぼ同色であるが、虹彩の色がオスは茶色、メスは赤色である。アイリングは基亜種では灰色、他の2亜種はピンク色をしている。
■吊前の由来
和吊ではインコと命吊されているが、冠羽があり、胆嚢があるのでオウム科となる。
■亜種
3亜種ある。
南オーストラリア州西部からクイーズランド州東中央部およびタスマニア(オーストラリア東中央、南東部)で繁殖する亜種E.r.albiceps、 西オーストラリア州北東部からクイーズランド州北東部(オーストラリア北部)で繁殖する亜種E.r.kuhli、 西オーストラリア州(北東部を除く;オーストラリアsに、西中央部)で繁殖する亜種E.r.roseicapilla
■分布
オーストラリアで繁殖、分布する。

【2】飼育個体。2019.10.04福岡県福岡市、福岡市動物園にて撮影。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
※禁無断転載
2025/01/21作成