ペンギン目
SPHENISCIFORMES
ペンギン科
Spheniscidae
ジェンツーペンギン属
Pygoscelis (Wagler, 1832)

ヒゲペンギン(髭企鵝)
Pygoscelis antarcticus (Forster, JR, 1781)  Chinstrap Penguin
72〜76cm
【1】飼育個体。2018.05.25長崎県長崎市、長崎ペンギン水族館にて撮影。
顎髭と呼ばれる黒い縞が特徴のペンギン類。
■形態
雌雄同色。額から頭頂、せからの上面は黒い。顔は白く、眼の後方から顎の下を通って繋がる細い黒線がある。下面も白い。黒いアイリングがあり、虹彩は赤い。嘴は黒く、脚はピンク色。
■採餌
海に潜ってナンキョクオキアミ等の甲殻類や魚を採る。
■繁殖
集団で地肌が露出した浜辺や岬などに、主に小石で浅いクレーター状の巣を作り繁殖する。11〜12月に通常2個産卵。雌雄で子育てをし、抱卵日数は約33〜35日。雛は約20〜30日で親元を離れクレイシに加わり、親から給仕を受け約50〜60日で巣立つ。
■特徴
3月に繁殖地に戻り、絶食状態で13日かけて換羽を行う。
■名前の由来
英名や和名は顎髭のように見える黒い縞がある事に由来する。
和名を英語名のままチンストラップペンギンとも呼ばれる。
■亜種
亜種はない。
■分布
南極半島と英領サウス・サンドイッチ諸島等の南極海の島に繁殖分布する。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019/11/28作成