ペンギン目
SPHENISCIFORMES
ペンギン科
Spheniscidae
ケープペンギン属
Spheniscus (Brisson, 1760)
フンボルトペンギン
Spheniscus humboldti
Meyen, 1834 Humboldt Penguin
L64〜69cm
【1】飼育個体。2018.05.25長崎県長崎市、長崎ペンギン水族館にて撮影。
目先から嘴がピンク色の、胸の黒輪が一重のペンギン類
■形態
雌雄同色。東部からの上面は黒い。目の上から、頬、喉へ続く白い帯がある。目の周囲から目先、嘴基部がピンク色。喉からの下面は白く、胸から脇、脚へ続く黒い帯が一本あり、腹には小さな黒班が散らばる。嘴は黒く、先端側に白斑、基部にはピンク斑がある。虹彩は赤みがかった茶色。脚、蹼、爪も黒い。
幼鳥は頭部から頸、上面は褐色から濃灰色で、白い下面に帯はない。
■採餌
海でイワシ類を採る。
■繁殖
岩の多い海岸の洞窟、岩の間など、又は地表にトンネルを掘り営巣する。羽毛で覆われた巣を作り、通常2個産卵する。抱卵期間は約40日。
■備考
学名及び和名のフンボルトはドイツの地理学者であるアレクサンダー・フォン・フンボルトに由来する。
■亜種
亜種はない。
■分布
ペルー北部から、チリ中部にかけて沿岸部に分布。
【2】飼育個体。2018.05.25長崎県長崎市、長崎ペンギン水族館にて撮影。
【3】飼育個体。2018.05.25長崎県長崎市、長崎ペンギン水族館にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019/11/28作成