ペンギン目
SPHENISCIFORMES
ペンギン科
Spheniscidae
イワトビペンギン属
Eudyptes (Vieillot, 1816)

イワトビペンギン(岩飛企鵝)
Eudyptes chrysocome (Forster, JR, 1781)  Southern Rockhopper Penguin
L45〜58cm
【1】飼育個体。2018.05.25長崎県長崎市、長崎ペンギン水族館にて撮影。
マカロニペンギン似た黄色い飾り羽が目立つ小型のペンギン類。
■形態
雌雄同色。頭部からの上面は黒く、後頭部に飾り羽がある。目の上に眉状の黄色い羽があり、目の後方で大きく広がる飾り羽になっている。胸から下は白い。虹彩は赤く、嘴も赤い。脚はピンク色で、爪は黒い。
■繁殖
集団で、周囲を崖で囲まれた植物の生えているような平地や斜面に、小石を積み営巣する。営巣密度は高い。通常2個産卵。雌雄で子育てをし、抱卵日数は約32〜34日。雛は33〜39日で親元を離れクレイシに加わり、親から給仕を受け約65〜75日で巣立つ。 マカロニペンギン属全般で2個生む卵のうち、最初の卵は破棄されることが多い。
■名前の由来
和名や英語名は、他のペンギンのように歩かず、両足を揃えて飛び跳ねて移動する事に由来する。
和名を英語名のままロックホッパーペンギンとも呼ばれる。
■亜種
2亜種あり、喜望峰からフォークランド諸島に分布する亜種サウザンロックホッパーペンギン(E.c.chrysocome)、ケルゲレン諸島、ニュージーランドの亜南極圏の島嶼に分布する亜種イースタンロックホッパーペンギン(E.c.filholi)。
■分布
亜南極圏の島々、インド洋、太平洋の温帯の島々に分布する。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019/11/28作成