ペンギン目
SPHENISCIFORMES
ペンギン科
Spheniscidae
コビトペンギン属
Eudyptula (Bonaparte, 1856)

コビトペンギン(小人ペンギン)
Eudyptula minor (Forster, JR, 1781)  Little Penguin
L40〜45cm
【1】飼育個体。2018.05.25長崎県長崎市、長崎ペンギン水族館にて撮影。
世界最小のペンギン類。
■形態
雌雄同色。頭部からの上面は青黒く、下面は白い。嘴は黒っぽく短い。脚はピンク色で爪は黒い。
亜種ホワイトフリッパードペンギン(E.m.albosignata)はフリッパーの白い縁取り巾が広く、躰も大きい。
■繁殖
海岸の草地や灌木地では地中に巣穴を掘り、、岩場では岩穴に巣を作る。6〜10月に産卵し、通常2個産卵。抱卵期間は33〜39日で、巣立ちは孵化後50〜65日。
■特徴
他のペンギン類と違い、直立ではなく、やや前傾姿勢で歩行する。
■備考
小人が差別語だとしてコガタペンギン、英名を流用したリトルペンギンとも呼ばれる。
■亜種
6亜種あり、タスマニア、オーストラリア南部に分布する亜種フェアリーペンギン(E.m.novaehollandiae)、ニュージーランド北島北部に分布する亜種ノーザンブルーペンギン(E.m.iredalei)、ニュージーランド北島南部 クック海峡に分布する亜種クックストレイトブルーペンギン(E.m.variabilis)、ニュージーランド南島西部と南部とスチュアート島に分布する亜種サウザンブルーペンギン(E.m.minor)、ニュージーランド南島東部に分布する亜種ホワイトフリッパードペンギン(E.m.albosignata)、チャタム諸島(ニュージーランド)に分布する亜種チャタムアイランドブルーペンギン(E.m.chathamensis)。
亜種ホワイトフリッパードペンギンを別種とする考えもある。
■分布
オーストラリア南部からニュージーランドに分布。
■福岡での事例
事例はない。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019/11/28作成