ペンギン目
SPHENISCIFORMES
ペンギン科
Spheniscidae
ケープペンギン属
Spheniscus (Brisson, 1760)
マゼランペンギン(麻瀬蘭ペンギン)
Spheniscus magellanicus
(Forster, JR, 1781) Magellanic Penguin
L70cm
【1】飼育個体。2004.01.11長崎県西海町、長崎バイオパークにて撮影。
目先がピンク色で、胸の黒い帯が二重のペンギン類。
■形態
雌雄同色。頭部からの上面は黒い。嘴基部から目の後方、頬、喉を囲むように白い帯がある。目の周囲から目先はピンク色。喉の白帯の下は後頸の黒色部につながる一本目の黒い帯がある。胸から下は白く、胸から脇、脚へ続く二本目の黒い帯がある。
■採餌
海に潜り、イワシ類などの魚類を中心に採る。
■繁殖
海岸近くの裸地や森の中、草原等でトンネルを掘り繁殖をする。10月に通常2個産卵し、雌雄共同で抱卵し、抱卵期間は39〜42日間。孵化後29日間は親に抱かれ、巣立ちまでは40〜70日。
■備考
学名及び和名は1520年にこの鳥を発見したポルトガルの探検家フェルディナンド・マゼランに由来する。
■亜種
亜種はない。
■分布
南米チリ中央部、アルゼンチン中部から喜望峰、フランクリン諸島に分布。
■福岡での事例
事例はない。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019/11/28作成