- かつて小笠原諸島に分布していたが、絶滅したとされるサギ類。
- ■形態
- 雌雄同色。額から後頸が黒く、後頭に長く白い飾り羽が数本ある。額から目の上までは白黄色の眉斑があり、眼先は黄緑色。顔から側胸にかけては淡い栗褐色。翼と腰から尾は栗褐色。嘴はから下は貴白色。嘴は黒く太く。虹彩は黄色。足は淡黄色。
幼鳥や若鳥は胸が淡茶褐色で、黒褐色の縦斑があり、上面にも白い斑が混じる。
- ■亜種
- 6亜種あり、日本の小笠原諸島に分布していた亜種ハシブトゴイ(N.c.crassirostris)、フィリピン、ボルネオ北部に分布する亜種N.c.manillensis、ジャワ東部からニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに分布する亜種N.c.australasiae、パラオとキャロライン諸島 (太平洋西中央部)に分布する亜種N.c.pelewensis、ニューカレドニアに分布する亜種N.c.caledonicus、ビスマルク諸島。 ソロモン諸島に分布する亜種N.c.mandibularis。
亜種ハシブトゴイは絶滅した。
- ■分布
- フィリピン、ボルネオから、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドにかけて分布する。
日本では亜種ハシブトゴイが小笠原諸島に分布していたが絶滅した。
- ■福岡での事例
- 福岡では記録がない。
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