- 顔より嘴の幅が広いアメリカ中部にすむサギ類。
- ■形態
- 雌雄同色。
顔は灰色や褐色味のある白色で、頭頂から後頚部は黒く、後頭部は長い冠羽がある。背からの上面は青灰色。
大きな嘴は黒く、虹彩も黒い。
胸は淡褐で、腹から下は赤褐色。
脚は灰色で、繁殖期には脚の色が黄色がかってくる。
- ■行動
- 夜行性。
- ■採餌
- 魚類、甲殻類、昆虫類を捕食する。泥で濁った場所で好んで採餌する。
- ■繁殖
- 番いか小さなコロニーを形成して繁殖し、1腹2〜4個の卵を産む。抱卵日数は25-35日である。雌雄ともに抱卵する。
- ■亜種
- 5亜種ある。
メキシコ西部で繁殖する亜種C.c.zeledoni、
メキシコ東部およびベリーズで繁殖する亜種C.c.phillipsi、
メキシコ南部からホンジュラスで繁殖する亜種C.c.ridgwayi、
コスタリカおよびパナマで繁殖する亜種C.c.panamensis、
南米北、中央部で繁殖する亜種C.c.cochlearius。
- ■分布
- メキシコ、中央アメリカから、アルゼンチン北部までの熱帯、亜熱帯地域に分布する。
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