ペリカン目
PELECANIFORMES
サギ科
Ardeidae
コサギ属
Egretta (Forster, T, 1817)

カラシラサギ(唐白鷺)
Egretta eulophotes (Swinhoe, 1860)  Chinese Egret
L65~68cm
少ない旅鳥
海岸・干潟・水田
【1】夏羽。2012.06.22福岡県福岡市、和白干潟にて撮影。
ぼさぼさした冠羽が目立つ、コサギによく似た小型のシラサギ。
■形態
雌雄同色。
夏羽では全身が白く、後頭に20本ほどの房状の冠羽があり、頸の付け根や背、胸に長い飾り羽が出る。嘴は黄色く、眼先は青緑色。虹彩は淡い黄色。脚は黒く、足趾は黄色い。
冬羽では冠羽がなくなり、眼先は黄緑で、嘴も基部以外は黒くなる。
■鳴き声
飛ぶときなどに「グワー《と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
朝鮮半島西部と中国中南部で繁殖し、ボルネオ、セレベスで越冬する。
日本では旅鳥又は迷鳥として北海道から南西諸島まで記録がある。
■福岡での事例
福岡では旅鳥として少数が4~6月、8~9月頃に見られる。
【今津】瑞梅寺川河口で観察。
【和白】干潟等。

【2】趾は黄色い。2012.06.22福岡県福岡市、和白干潟にて撮影。

【3】夏羽。2004.05.01福岡県福岡市、今津水門にて撮影。

【4】内陸部に入ることもある。夏羽。20050.6.10福岡県福岡市、今津田尻にて撮影。

【5】夏羽。2003.06.03福岡県福岡市、今津干潟にて撮影。

【6】夏羽。2003.06.03福岡県福岡市、今津干潟にて撮影。

【7】冬羽へ換羽中。2004.08.06福岡県福岡市、今津干潟にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2024/04/20作成