ペリカン目
PELECANIFORMES
サギ科
Ardeidae
ミゾゴイ属
Gorsachius ()

ミゾゴイ(溝五位)
Gorsachius goisagi (Temminck, 1836)  Japanese Night Heron
L49cm
夏鳥
低山の森林
【1】雄。繁殖期で目先が水色になっている。2019.05.04長崎県対馬市、峰町佐賀にて杉原敏氏撮影。
林道で突然飛び立つ栗色の大型のサギ類。
■形態
雌雄同色。
頭から頸は栗色で、頭頂は濃い栗色で藍色味があり、後頭に同色の短い冠羽がある。嘴は黒。虹彩は黄色。眼先から眼の周囲は淡い黄緑で繁殖期には水色になる。背からの上面は橙褐色に、黒褐色の細かい波模様がある。翼は雨覆が栗褐色で、風切は黒褐色で羽先は栗褐色。 嘴から下は淡褐色で、頸から腹に黒褐色の縦斑がある。脚は暗い黄褐色。
雌は眼先から眼の周囲は雄より淡い。
幼鳥は全体に赤みがなく、黒褐色と白の細かな模様がある。
■鳴き声
繁殖期の夜間に「ボォーッ《と繰り返し鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
北海道、四国、九州、済州島及び台湾で繁殖し、琉球列島からフィリピンで越冬する。
■福岡での事例
福岡でも夏鳥。 【牛頸ダム】2011年4月に記録がある。 【筑紫野市】2016年6月立明寺で記録がある。 【宇美町】2021年4月炭焼で記録がある。

【2】雄。繁殖期で目先が水色になっている。2018.04.15長崎県対馬市、峰町佐賀にて杉原敏氏撮影。

【3】雄。繁殖期で目先が水色になっている。2018.04.17長崎県対馬市、峰町佐賀にて杉原敏氏撮影。

【4】木の枝に止まる。雌。目先が少し青くなって来ている。2019.06.06長崎県対馬市、峰町佐賀にて杉原敏氏撮影。

【5】擬態。2019.06.15長崎県対馬市、峰町佐賀にて杉原敏氏撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2022/11/29作成