- 嘴が黄色いスプーン型のヘラサギ類。
- ■形態
- 雌雄同色。全体が黄色みのある白色で、初列風切の先端に黒色部がある。外側スプーン状の嘴は黄色く、顔の裸出した皮膚は青っぽい白色。虹彩は黄色で、脚も黄色い。
繁殖期には上嘴基部が赤みを帯び、顔の裸出部の境目が黒くなる。胸に長い飾り羽が現れる。
- ■行動
- 黄色い請求のヘラサギのくちばしは、一対のトングのように作用する王冠ヘラサギのより大きくてスプーンのような紙幣よりも狭く、ピンセットのように機能します。
- ■採餌
- 水中で嘴を左右に振りながら進み、水生昆虫及びその幼虫を主に捕食する。魚類、貝類、甲殻類、両生類等の他、地上でクモを捕食することもある。
- ■繁殖
- 水上に高い木の股に木の枝やヨシで浅い皿状の巣を作り、オーストラリアヘラサギ等の他の水鳥と集団営巣をする。
雄は巣材料を集め、雌に渡して造巣する。通常2〜4個産卵し、卵は白く、68×45mm。雌雄両方が抱卵と育雛を行う。抱卵日数は約3週間。雛は孵化後2〜3週間で巣立ち、その後数週間は親から餌をもらう。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- オーストラリアの東部、北部、南西部に分布。タスマニアには分布していない。
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