ペリカン目
PELECANIFORMES
トキ科
Threskiornithidae
シロトキ属
Eudocimus (Wagler, 1832)

シロトキ(白朱鷺)
Eudocimus albus (Linnaeus, 1758)  American White Ibis
L60~70cm
海岸や川岸のマングローブ林
【1】飼育個体。2019.10.09福岡県、久留米市鳥類センターにて撮影。
赤い嘴と白い体のコントランスの綺麗なトキ類。
■形態
雌雄同色。全体が白いが、翼の初列風切外側4枚の先端のみが黒い。嘴は赤く、眼先は赤い皮膚の裸出する。虹彩は黒い。脚は赤い。
幼鳥は全体が褐色味を帯びる。
■行動
群れで生活し、1万羽以上の大群を形成することもある。
■採餌
甲殻類、カエル、魚類、昆虫類等の小動物を捕食する。
■繁殖
水辺近くの林にコロニーを作って繁殖するが、多種と混在することも多い。雄が木の小枝等の巣材を集め、雌が水辺の樹上等に巣を作る。通常3~5個産卵し、雌雄共同で抱卵する。抱卵日数は約21~23日。雛は孵化後約40~50日で巣立つ。
■備考
同属のショウジョウトキと体形、習性が同じで、飼育下では交雑種をつくることができ、交雑種も繁殖能力もある為同種とする考えもある。
■亜種
2亜種ある。
米国南東部、カリブ海で繁殖する亜種E.a.albus、 南アメリカ北部で繁殖する亜種E.a.ramobustorum
■分布
北アメリカ南部から南アメリカ北部に分布する。

【2】飼育個体。2024.04.14兵庫県神戸市、神戸どうぶつ王国にて撮影。

【3】飼育個体。2024.04.14兵庫県神戸市、神戸どうぶつ王国にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2024/04/21作成