- 赤い嘴と白い体のコントランスの綺麗なトキ類。
- ■形態
- 雌雄同色。全体が白いが、翼の初列風切外側4枚の先端のみが黒い。嘴は赤く、眼先は赤い皮膚の裸出する。虹彩は黒い。脚は赤い。
幼鳥は全体が褐色味を帯びる。
- ■行動
- 群れで生活し、1万羽以上の大群を形成することもある。
- ■採餌
- 甲殻類、カエル、魚類、昆虫類等の小動物を捕食する。
- ■繁殖
- 水辺近くの林にコロニーを作って繁殖するが、多種と混在することも多い。雄が木の小枝等の巣材を集め、雌が水辺の樹上等に巣を作る。通常3~5個産卵し、雌雄共同で抱卵する。抱卵日数は約21~23日。雛は孵化後約40~50日で巣立つ。
- ■備考
- 同属のショウジョウトキと体形、習性が同じで、飼育下では交雑種をつくることができ、交雑種も繁殖能力もある為同種とする考えもある。
- ■亜種
- 2亜種ある。
米国南東部、カリブ海で繁殖する亜種E.a.albus、
南アメリカ北部で繁殖する亜種E.a.ramobustorum。
- ■分布
- 北アメリカ南部から南アメリカ北部に分布する。
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