- 全身朱赤のトキ類。
- ■形態
- 雌雄同色。全体が鮮やかな朱赤色で初列風切の外側4枚の先端のみが黒い。嘴の基部から眼先にかけての皮膚の裸出部も赤い。嘴はピンク色から黒。虹彩は黒い。脚もピンク色。
赤い色素を持った甲殻類を食べることによって、白い羽毛が赤くなる為、羽の色は様々。
幼鳥は頭部からの上面は黒褐色で、胸から下は白い。
- ■採餌
- カエルや魚類、甲殻類等の小動物を捕食する。赤い色素を持った甲殻類を食べる事によって赤い羽色になっているため、飼育下では餌にオキアミなどの赤い色素のあるものを与える。
- ■繁殖
- 水辺近くの林にコロニーを作って繁殖するが、多種と混在することも多い。雄が巣材(木の小枝等)を集め、雌が水辺の樹上等に巣を作る。通常1〜2個産卵し、雌雄共同で抱卵する。抱卵日数は約21〜23日。雛は孵化後約42日で巣立つ。
- ■備考
- 同属のシロトキと体形、習性が同じで、飼育下では交雑種をつくることができ、交雑種も繁殖能力もある為同種とする考えもある。
- ■名前の由来
- 英名和名共に赤い羽の色に因る。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- コロンビア北部から東部、東部エクアドルから北東ブラジルに分布。
- ■福岡での事例
- 福岡では記録がない。
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