- 喉の白さが目立つ、灰褐色の小鳥。
- ■形態
- 雌雄同色。
頭部と側頸は青灰色、目先と耳羽は黒褐色。背からの上面は灰褐色で、最外尾羽外弁は白い。嘴は黒く、下嘴基部は青灰色。虹彩は褐色。喉からの下面は白く、胸から脇は褐色みを帯びる。脚は黒い。
- ■鳴き声
- 地鳴きは「ティッ ティッ」「ツアッ ツアッ」。
- ■亜種
- 3亜種ある。
ヨーロッパからシベリア西、南部、小アジア半島及びイラン北部 で繁殖する亜種C.c.curruca、
シベリア北中央部及びカザフスタン北部からモンゴル北部及び中国北東部で繁殖する亜種C.c.blythi、
ロシア南東部、カザフスタン、ウズベキスタン及びトルクメニスタンからモンゴル北西部で繁殖する亜種C.c.halimodendri。
- ■分布
- ヨーロッパからユーラシア中央部で広く分布し、アフリカ中部、アラビア半島南部、インド等で越冬する。
日本では迷鳥として北海道、本州、四国、舳倉島、飛島、伊豆諸島、奄美大島、対馬等で記録があるが、渡来した亜種は特定されていない。
- ■福岡での事例
- 福岡では記録がない。
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