- 黒い目が可愛い、色の綺麗な外来種。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。上額から後頸はオリーブ色で、顔は淡黄色、背からの上面は灰黒色で、翼は黒く、風切外弁は黄色く、基部は暗赤色。尾は黒い。喉は黄色く、胸は橙色。腹から下は淡黄色。嘴は赤橙色。足は肉色。
- ■鳴き声
- さえずりはクロツグミに似て、「ホウィー、チー、チョ、チョ」。地泣きは「ジェッ、ジェッ」。
- ■亜種
- 5亜種あり、
ヒマラヤ北西部で繁殖する亜種L.l.kumaiensis、
ヒマラヤ中央部からミャンマー北西部で繁殖する亜種L.l.calipyga、
ミャンマー北東部及び中国南部で繁殖する亜種L.l.yunnanensis、
中国南東部及びベトナム北部で繁殖する亜種L.l.kwangtungensis、
中国南中央、東部で繁殖する亜種L.l.lutea。
- ■分布
- ヒマラヤから中国中南部、インドシナ半島に分布。
日本には江戸時代から輸入・飼育されていたものが1970年頃から、大分福岡県境の英彦山で野生化繁殖しているのが知られ、1980年代からは茨城・神奈川・静岡・兵庫などででも繁殖している。亜種不明。
- ■福岡での事例
- 福岡でも野生化して繁殖している。
【室見川】最上流部八丁川野河内から水無間では繁殖している。冬季には下流平野部の公園等でも観察される。
【油山】野鳥の森で見られる。
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