スズメ目
PASSERIFORMES
カエデチョウ科
Estrildidae
Lonchura属
Lonchura (Sykes, 1832)

シマキンパラ(縞金腹)
Lonchura punctulata (Linnaeus, 1758)  Scaly-breasted Munia
L11cm
留鳥
芦原・牧草地・草地
【1】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2002.8.23沖縄県恩納村にて撮影。
胸から脇にかけて編み目のような模様のあるカエデチョウ類。
■形態
雌雄同色。
頭部からの上面は暗褐色。上尾筒は暗褐色又は黄褐色。眼先は黒く、喉も黒い。胸から下は白く、胸から脇にかけて茶褐色の鱗状の斑がある。嘴は短く太く、灰黒色、脚も灰黒色。
■鳴き声
さえずりは「カッカッカジュジュジュウィー」。地鳴きは「チュチュ」。
■名前の由来
江戸中期にジャワの雀という意味で「咬𠺕吧(じゃがたら)すずめ」と呼ばれる。「吉祥鳥(きっしょうちょう)」、「壇香鳥(だんこうちょう)」の異名もある。 現在「アミハラ」とも呼ばれる。
■亜種
11亜種ある。
北部パキスタン、インド、ネパール、スリランカに分布する亜種L.p.punctulata、ブータン、北東インド、バングラデッシュ、ミャンマー西部に分布する亜種L.p.subundulata、チベット南東部、中国南西部、ミャンマー北部に分布する亜種L.p.yunnanensis、ミャンマー南部、タイ、中国南東部、台湾、海南島、インドシナ半島に分布する亜種シマキンパラ(L.p.topela)、フィリピン北部、西部、ボルネオ北部に分布する亜種L.p.cabanisi、マレー半島南部、スマトラ、ニアス島に分布する亜種L.p.fretensis、ジャワ、バリ、小スンダ諸島西部、ボルネオ南部に分布する亜種L.p.nisoria、 スンバ島に分布する亜種L.p.sumbae、小スンダ諸島中央部、東部に分布する亜種L.p.blasii、バウェアン島に分布する亜種L.p.baweana、スラウエシに分布する亜種L.p.particeps
■分布
インドから東南アジアに分布。
日本には複数の亜種が飼い鳥として多数輸入され、野生化、繁殖している。沖縄島に分布するのは亜種シマキンパラ(L.p.topela)。与那国島では台湾からの渡来と思われる個体が見られる。
■福岡での事例
福岡での観察は未詳。

【2】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2002.8.22沖縄県大宜味村、喜如嘉にて撮影。

【3】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2014.12.02台湾にて撮影。

【4】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2014.12.02台湾にて撮影。

【5】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2007.08.09タイ、プーケット島パトンビーチにて撮影。

【6】亜種L.p.fretensis。網目模様が濃く明瞭。2012.02.25シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。

【7】亜種L.p.fretensis。網目模様が濃く明瞭。2012.02.25シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。

【8】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2002.8.22沖縄県大宜味村にて撮影。

【9】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2002.8.22沖縄県大宜味村にて撮影。

【10】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2007.08.08タイ、プーケット島パトンビーチにて撮影。

【11】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2007.08.08タイ、プーケット島パトンビーチにて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2024/05/19作成
シマキンパラ

スズメ目
PASSERIFORMES
カエデチョウ科
Estrildidae
Lonchura属
Lonchura (Sykes, 1832)

シマキンパラ(縞金腹)
Lonchura punctulata (Linnaeus, 1758)  Scaly-breasted Munia
L11cm
留鳥
芦原・牧草地・草地
【1】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2002.8.23沖縄県恩納村にて撮影。
胸から脇にかけて編み目のような模様のあるカエデチョウ類。
■形態
雌雄同色。
頭部からの上面は暗褐色。上尾筒は暗褐色又は黄褐色。眼先は黒く、喉も黒い。胸から下は白く、胸から脇にかけて茶褐色の鱗状の斑がある。嘴は短く太く、灰黒色、脚も灰黒色。
■鳴き声
さえずりは「カッカッカジュジュジュウィー」。地鳴きは「チュチュ」。
■名前の由来
江戸中期にジャワの雀という意味で「咬𠺕吧(じゃがたら)すずめ」と呼ばれる。「吉祥鳥(きっしょうちょう)」、「壇香鳥(だんこうちょう)」の異名もある。 現在「アミハラ」とも呼ばれる。
■亜種
11亜種ある。
北部パキスタン、インド、ネパール、スリランカに分布する亜種L.p.punctulata、ブータン、北東インド、バングラデッシュ、ミャンマー西部に分布する亜種L.p.subundulata、チベット南東部、中国南西部、ミャンマー北部に分布する亜種L.p.yunnanensis、ミャンマー南部、タイ、中国南東部、台湾、海南島、インドシナ半島に分布する亜種シマキンパラ(L.p.topela)、フィリピン北部、西部、ボルネオ北部に分布する亜種L.p.cabanisi、マレー半島南部、スマトラ、ニアス島に分布する亜種L.p.fretensis、ジャワ、バリ、小スンダ諸島西部、ボルネオ南部に分布する亜種L.p.nisoria、 スンバ島に分布する亜種L.p.sumbae、小スンダ諸島中央部、東部に分布する亜種L.p.blasii、バウェアン島に分布する亜種L.p.baweana、スラウエシに分布する亜種L.p.particeps
■分布
インドから東南アジアに分布。
日本には複数の亜種が飼い鳥として多数輸入され、野生化、繁殖している。沖縄島に分布するのは亜種シマキンパラ(L.p.topela)。与那国島では台湾からの渡来と思われる個体が見られる。
■福岡での事例
福岡での観察は未詳。

【2】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2002.8.22沖縄県大宜味村、喜如嘉にて撮影。

【3】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2014.12.02台湾にて撮影。

【4】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2014.12.02台湾にて撮影。

【5】亜種シマキンパラ(L.p.topela)。2007.08.09タイ、プーケット島パトンビーチにて撮影。

【6】亜種L.p.fretensis。網目模様が濃く明瞭。2012.02.25シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。

【7】亜種L.p.fretensis。網目模様が濃く明瞭。2012.02.25シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。

【8】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2002.8.22沖縄県大宜味村にて撮影。

【9】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2002.8.22沖縄県大宜味村にて撮影。

【10】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2007.08.08タイ、プーケット島パトンビーチにて撮影。

【11】幼鳥。亜種シマキンパラ(L.p.topela)、2007.08.08タイ、プーケット島パトンビーチにて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2024/02/05作成