- ■形態
- 雌雄同色。雄のほうが大きい。
全身光沢のある黒色。嘴は大きくて青灰色で先が黒。上嘴の先端がかぎ状に曲がっている。虹彩は黒く、脚も黒い。
亜種で大きさに違いがあり、亜種M.q.jardiniはL42~44cmと大きく、亜種M.q.rufescensはL33~8cmと小さい。
亜種M.q.rufescensの幼鳥や若鳥は、上面が縞のある赤褐色で、下面は細かい黒帯のある淡黄褐色であり、成鳥で全身黒色になる。
- ■鳴き声
- 地鳴きは大きな声で「クァエンクァ《。
- ■採餌
- 多雨林やマングローブ林で昆虫やトカゲ、果実などを採餌する。
- ■繁殖
- 繁殖期は10月〜1月。樹木の5〜6mの高さに木の枝や小枝で簡単に営巣す。通常3〜4個産卵する。
- ■亜種
- 5亜種あり。
南中部を除くニューギニア、ヤペン島、パプア諸島西部に分布する亜種M.q.quoyi、
オーストラリア北西部と北部、ティウィ諸島に分布する亜種M.q.spaldingi、
ニューギニア南中部、アルー諸島と北トレス海峡の島に分布する亜種M.q.alecto、
ヨーク岬半島に分布する亜種M.q.jardini、
クイーンズランド州北東部に分布する亜種M.q.rufescens。
- ■分布
- ニューギニア島からオーストラリア北東部に分布する。
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