- 飛ぶと翼の白斑が大きく目立つ、モズ類中最大の灰色のモズ。
- ■形態
- 雌雄同色。
頭頂から背、肩羽、腰、上尾筒は灰色。額から細い眉斑が白く、黒い過眼線がある。翼は黒く、次列、三列風切の先端、初列、次列風切の基部が白く、静止時に大きな白斑になり、飛翔時には白い翼帯になる。尾は長くて黒く、外側尾羽二対は白い。下面は白い。嘴は黒く、下嘴基部は肉色。脚は黒い。
- ■行動
- 体を縦にして止まり、尾を円を描くように良く廻す。 停翔飛行する。
- ■採餌
- 木の上などの高いところに止まり、尾を動かしながら餌を探す。ネズミなどの小動物、ヒバリ、ツグミなどの鳥類が多いと思われる。体を縦にして止まり、尾を円を描くように良く廻す。 停翔飛行する。
- ■備考
- 日本鳥類目録7版では他に亜種があったが、単独種となった。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- モンゴル東部、ロシア南東部、中国北東部及び朝鮮半島北部、中部で繁殖し、中国南東部で越冬する。
日本には数少ない冬鳥、または旅鳥として、西日本及び日本海側で多く、本州、四国、九州で記録がある。
- ■福岡での事例
- 福岡でもまれな冬鳥、旅鳥として渡来する。
【今津】2003年田尻の農耕地で見られた。
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