- デイスプレー時に後頭にピンク色の羽が見えるニワシドリ類。
- ■形態
- 雌雄同色。全身灰褐色で、翼は黒褐色で、肩羽や雨覆には灰褐色の羽縁がある。尾羽も黒褐色で灰褐色の羽縁がある。嘴は少し下に曲がり黒い。虹彩も黒い。 脚は黒褐色。雄はディスプレー時に後頸の羽が放射状に広がり、中のピンク色の羽が見える。
- ■行動
- ニワシドリの仲間では唯一、若い雄の小群は、他の雄のバワー作りに参加して、バワー作りを学ぶ。
- ■繁殖
- 雄は乾燥した草の茎を多数立てて、長さ約1メートル、高さ45 cm一対の壁で囲まれたアベニュー(道)型バワー(東屋)を作る。アベニューの両端のコート(踊り場)には、白と緑色の石、骨、貝殻、葉、プラスチックのキャップ等の小さな人工物を敷き詰める。アベニューに透明ガラスの欠片が置かれることもある。
- ■亜種
- 2亜種あり、オーストラリア北西部から北中央部に分布する亜種C.n.nuchalis、オーストラリア北東部に分布する亜種C.n.orientalis。
- ■分布
- オーストラリア北部に分布する。
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