スズメ目
PASSERIFORMES
ニワシドリ科
Ptilonorhynchidae
マダラニワシドリ属
Chlamydera (Gould, 1837)

オオニワシドリ(大庭師鳥)
Chlamydera nuchalis (Jardine & Selby, 1830)  Great Bowerbird
L33~38cm
森林
【1】2001.10.22豪州クイーンズランド州、アサートンにて撮影。
デイスプレー時に後頭にピンク色の羽が見えるニワシドリ類。
■形態
雌雄同色。全身灰褐色で、翼は黒褐色で、肩羽や雨覆には灰褐色の羽縁がある。尾羽も黒褐色で灰褐色の羽縁がある。嘴は少し下に曲がり黒い。虹彩も黒い。 脚は黒褐色。雄はディスプレー時に後頸の羽が放射状に広がり、中のピンク色の羽が見える。
■行動
ニワシドリの仲間では唯一、若い雄の小群は、他の雄のバワー作りに参加して、バワー作りを学ぶ。
■繁殖
雄は乾燥した草の茎を多数立てて、長さ約1メートル、高さ45 cm一対の壁で囲まれたアベニュー(道)型バワー(東屋)を作る。アベニューの両端のコート(踊り場)には、白と緑色の石、骨、貝殻、葉、プラスチックのキャップ等の小さな人工物を敷き詰める。アベニューに透明ガラスの欠片が置かれることもある。
■亜種
2亜種あり、オーストラリア北西部から北中央部に分布する亜種C.n.nuchalis、オーストラリア北東部に分布する亜種C.n.orientalis
■分布
オーストラリア北部に分布する。

【2】2001.10.22豪州クイーンズランドアサートンにて撮影。

【3】アベニュー(道)型バワー(東屋)。2001.10.22豪州クイーンズランド、アサートンにて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
※禁無断転載
2024/05/07作成