- 背中の赤い色が目立つ尾の長い黒い小鳥。
- ■形態
- 雄は全体が黒く、亜種M.m.melanocephalusは肩と背がオレンジ色。嘴は黒く、虹彩は黒色、脚は赤みのある肉色。
亜種M.m.cruentatusは肩と背が赤い。
雌は頭部からの上面が茶褐色で、下面は喉から腹が白く、腹から下は淡いバフ色。嘴は赤みのある肉色。
- ■行動
- 小群で行動する。
- ■採餌
- 主に昆虫を捕食するが、種子や果実等も採餌する。
- ■繁殖
- つがいの他に若鳥のヘルパーがいる。雄は4年目で成熟する。
草むらや低木の藪に枯草で、直径約4cmの入り口のある12~15×9~12㎝のボール状の巣を作り、羽毛や細かい草を敷く。通常3~4個産卵し、卵は白色で14.5~17×10~13 mm。雌だけが抱卵し、抱卵日数は約2週間。巣立ちまでは約一週間で、一か月後までは親やヘルパーから給餌を受ける。
- ■亜種
- 2亜種ある。
オーストラリア北部に分布する亜種M.m.cruentatus、
オーストラリア東部に分布する亜種M.m.melanocephalus。
- ■分布
- オーストラリア北東部で繁殖分布する。
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