- 白い腹にネクタイのように黒い模様があるカラ類。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。
頭部は黒く、後頸に白斑があり、背からの上面は灰色で、腰から尾は灰黒色。肩羽には黄色から緑黄色味があり、大雨覆の先端は白く、翼帯となって見える。風切と雨覆は灰黒色で、外弁は青灰色。
嘴は黒く、目の下から頬は広く白い。喉から黒線が下尾筒まで続く。
喉から黒線が下尾筒まで続き、雄はこれが太く、雌は細い。胸から下は黄色身を帯びた白。脚は褐色味のある黒。
日本の亜種では南の亜種ほど背の黄色味がなくなり、黒くなる。
- ■鳴き声
- 「ツ*ツーピィー、ツ*ツーピィー《等と鳴く。
- ■行動
- 冬季は他のカラ類やメジロ、コゲラ等と混群を作る。
- ■採餌
- 枝から枝へ移りながら昆虫類を捕るが、地上で落ち葉をはねのけて採餌することもある。
- ■亜種
- 8亜種ある。
シベリア東部、樺太南部、千島列島東中央、北東部、朝鮮半島および日本で繁殖する亜種シジュウカラ(P.m.minor)、
鬱陵島(南朝鮮の東方)で繁殖する亜種P.m.dageletensis、
琉球列島北部で繁殖する亜種アマミシジュウカラ(P.m.amamiensis)、
琉球列島中央部で繁殖する亜種オキナワシジュウカラ(P.m.okinawae)、
石垣島および西表島(八重山諸島、琉球列島南部、日本南部)で繁殖する亜種イシガキシジュウカラ(P.m.nigriloris)、
チベット南東部、中国南西、南中央部からミャンマー北部で繁殖する亜種P.m.tibetanus、
中国南部およびヴェトナム北部で繁殖する亜種P.m.commixtus、
ミャンマー東部、タイ北部およびインドシナ北西部で繁殖する亜種P.m.nubicolus。
- ■分布
- ヨーロッパからトルコ、ユーラシア大陸中部から朝鮮半島、中国に分布。
日本は小笠原諸島を除く全国に留鳥として分布。
- ■福岡での事例
- 福岡でも留鳥で一年中見られる。
【室見川】全流域の林や公園や住宅地。
【大濠公園】園内の林
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